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よ う こ そ
 おとぎばなし 翼の部屋
   Welcome to world of fairy tales TASQ.

        健全な青少年育成には、夢を描けるメルヘンが、

 なによりのツールです。

  通読され、あなたが面白かったら、子供にも

 読んであげて下さい。

 

   自動ヴァイオリン 1900 年初頭 (アメリカ)

 

 

作品 1

人魚のお姫さま

 

 昔、一人の寂しい女の子がおりました。
女の子の名は、ルーといいました。
ルーは、星と夜の海が好きでした。
ルーは、いつも海辺でやさしい夜風にふかれて、
星とお話をしていました。
 ある日、いつものように星とお話をしていると、
一つの星が降りてきました。 「ルーさん、私の国へいらっしゃいませんか。」 星が話しかけました。
すると、いつのまにか目の前に海を渡す大きな
橋がかかっているではありませんか。
星とルーは、その橋を渡って行きました。 「ルーさん、私の国では今お姫さまが病気で死にそうです。
可愛そうですが、病気はなかなか良くなりません。」 星が歩きながら話してくれました。
ルーと星が橋を渡りきると、そこは空と海とが
つながっている世界でした。
そして、ピカピカ光る星で出来ているお城がありました。
 一人の人魚が、駆け寄ってきました。

「大変でございます。大変でございます。お姫さまが
お亡くなりました。」
さっき一緒にあるいていた星は、いつのまにか人魚に
なっていました。 「えっ!!、お姫さまが。!!」
可愛そうに、人魚のお姫さまが死んでしまいました。
「ルーさん、お願いがございます。
私どものお姫さまにルーさんはそっくりでございます。
どうかこのお城のお姫さまになってくれませんか。」
星であった人魚は言いました。
「でも。」 ルーはいいました。
「でも私は、あなたがたのように人魚ではありませんから。」
 ・・・ ・・・この足が二本ではおかしいと思いますが。」
すると、星をたくさんちりばめたズボンを渡してくれました。
それをはくと、もうすっかり人魚のようになりました。
「でも。」またルーはいいました。
「やはり私は帰らなきゃ、いいわ、一週間だけなら。」
一週間という約束で、ルーはお城に住むことになりました。
その一週間、ルーは天の川を泳いだり、イルカと競争したり、
地球に星を投げて遊んだり、海と空とを自由に駆け回りました。
約束の一週間がきました。ルーは帰ることにしました。
人魚の星が、もとの海辺まで送ってくれました。 
ルーが家に帰ると、うちの人はみな寝てしまっていました。
みんなを起こさないように、ルーもそっと布団に入りました。

 窓のカーテンの隙間から、星が「サヨナラ」と目をパチパチさせていました。

 

他の作品は、こちらをご覧ください。

 

 

 

クラシック音楽や、防音関係は、こちらをご覧ください。

 

 

 

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点描画  工藤 優飛(中2)